[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今回はハードディスクの交換について書いていこうと思います。
ノートパソコンもデスクトップパソコンも、基本的に交換手順は同じなんですが、今回は画像中心に、標準的なノートパソコンのHDD交換方法を説明してゆきます。
1.まずノートパソコンの電源を抜き、ひっくり返します。すると、ノートパソコンには必ずバッテリーが付いていますから、バッテリーを外します。(図1の①)(しかし、最近のノートパソコンではバッテリーが外せないタイプも出てきちゃいましたね…。それはもう、メーカー修理でしょうね…。)
2.次にノートパソコンをひっくり返し直して、電源ボタンを数回押してください。(これは、ノートパソコン内に残っているかもしれない電気を放電するためです)
3.再びノートパソコンをひっくり返し、HDDが収納されている部分のふたを外します。(図1の②)このSonyのノートパソコンの場合は右下部分で、プラス(+)ネジ二か所で止められていました。(HDDの収納位置は、そのパソコンによって違っています。中には完全に分解しないと取り出せないものもあります。HDDの収納位置については、インターネットの検索に“型番+HDD交換”などのフレーズで検索すると大抵のものは見つかります)
4.ふたを外しますと、今度は内側のネジも外します。(図2)このSonyのノートパソコンの場合は左部分で、プラス(+)ネジ二か所で止められていました。(これも、それぞれのノートパソコンでHDDの止め方はまちまちで、ネジ止めされていないものもあれば、もっと複数個所止められているものもあります)
5.そしてこのノートパソコンの場合は、右側にスライド(図3)させることにより取り外すことが出来ました。(図4)
6.次に用意していた新しいHDDと入れ替えます。(図5)(たいていのHDDは台座のようなものにネジ止めされていますので、元付いていたのと同じように付け替えます)
7.最後に取り外した時と逆の手順でセットし、ネジを止めたらおしまいです。(図6)
お疲れ様でした。
こんな風に、ノートパソコンのHDD交換は、完全分解しないと取り出せないものを除き、比較的簡単に交換することが出来ます。
交換した後は、メーカーのリカバリーディスクを使い、OSを手順通りにインストールしてあげればOKです。(ノートパソコンが元気なうちに、リカバリーディスク(再インストール用ディスク、再設定用ディスクなどの表現を使うメーカーもあります)を作成しておきましょう)
HDDを交換してみようと思う場合、一度ノートパソコンをひっくり返してみて、自分の持っているノートパソコンがHDDを取り出しやすいモデルなのかどうか確認しておくとよいと思います。
次回は、デスクトップ型パソコンのハードディスク交換について書きたいと思います。
ハードディスクの交換(その2 デスクトップパソコン編)
リカバリーディスク(リカバリメディア、リカバリディスクセット、再セットアップディスク)の作り方ィスク
前記事
ハードディスクの選び方1
ハードディスクの故障検査
前記事 ハードディスクの選び方2 の続きです。
5.HDDの容量を知ろう
HDDには記憶させられる情報量の多さが違うものがたくさんあります。皆さんも、GB(ギガバイト)という記号や言葉を、見たり聞いたりしたことがあることでしょう。20年以上前に私が買った初めてのノートパソコンは、記憶容量が6.4GBでした。しかし、最近のノートパソコンの記憶容量は1TB(1TBは1000GB)にもなっています。デスクトップパソコンに至っては、4TBなんてものもあります。
そのHDDの記憶容量がどれぐらいあるかは、HDDの表面に張り付けてあるシールに記載されています。(図6の場合は、3TB)
これも自分のパソコンから取り外したHDDを見ればわかるのですが、自分のパソコンから取り外したHDDが500GBだったなら500GB、1TBがったなら1TBのHDDで交換するのが最も分かりやすいでしょう。
しかし、“大は小を兼ねる”という言葉は、パソコンにも当てはまるのです。もし、「元々記憶容量を増やしたかったんだよね~」という方は、自分のパソコンから取り外したHDDよりも大きな容量のHDDを取り付けてみることも出来るでしょう。(例えば、自分のパソコンから取り外したHDDが500GBだったなら1TBにしてみるなど)
ただし、これも気を付けなくてはいけないことがあります。“2.HDDの接続規格を知ろう”のところで説明した“IDE接続”の場合、137GB以上の記憶容量があるHDDは認識できないマザーボードを搭載しているパソコンもあったりします。(137GBの壁という)また、Windows XPの時代のマザーボードの中には、2TB以上のHDDは認識できないというものもあります。(2TBの壁という)
32bit OSの場合、Winows VistaやWindows7でも、2TB以上のHDDはOSの起動ディスクとして使用することはできないなど問題があります。
この辺りも、記憶容量を増やしてHDDを取り付けたい場合などは注意が必要でしょう。
6.HDDのメーカーを知ろう
最後に、HDDのメーカーについての話をします。HDDを制作しているメーカーで、代表的なものをあげますと、
・HGST(Hitachi)(日立グローバル・ストレージテクノロジー)
・東芝
・Seagate(シー・ゲート)
・Western Digital(ウエスタン・デジタル)
・Marshal(マーシャル)
などがあります。
例えば、自分のパソコンから取り外したHDDが東芝製だったとしても、これまで上げてきた注意点をクリアしていれば、どのメーカーのHDDと交換しても基本問題はありません。
それぞれのメーカーでも、型番の違う色々な種類が出されており、それぞれに静音性を追求したモデルだったり、耐久性を追求したモデルだったりと様々です。この辺りはもう個人の好みの問題でしょう。
一つだけ、HDDのメーカー選びで注意していただきたいのは、そのHDDの評価です。僕は断然Amazonでの調査をお勧めします(Amazon )
が、購入したいと考えているHDDのカスタマーレビューを見ることをお勧めします。価格.comのレビューも参考になります。
ぜひ、後悔しないHDD選びをなさってください!と言いましても、どれが良いのか言ってほしい!という意見も多々ございます…。
それで、あくまでも個人的感想といたしましては、やはり多少高くともHitachi(HGST)がお勧めです!
(Yahoo!ショッピング)
2.5インチHDDお勧め!
3.5インチHDDお勧め!
Amazonお勧め!
次回は、ハードディスクの交換について書きたいと思います。お楽しみに。
ハードディスクの交換(その1 ノートパソコン編)
前記事
ハードディスクの選び方2
ハードディスクの選び方1
ハードディスクの故障検査
前記事 ハードディスクの選び方1 の続きです。
3.HDDの接続規格を知ろう
HDDの種類は、2.5インチHDDも3.5インチHDDもどちらも接続規格が2種類あります。IDEと呼ばれる接続規格(図4)と、SATA(図5)と呼ばれる接続規格です。
これも、自分のパソコンのHDDを取り出してみると分かるのですが、Windows7以降のHDDはほぼSATAと思っていただいて間違いないです。Windows XPやWindows Vistaの時代はIDEが主流でした。(それで、Windows7インストールの再生利用PCの場合は、IDE接続の場合もあります)
見分け方ですが、図のマルで囲んだ部分のように、ピンになっているか板状になっているかですぐに見分けることが出来ます。ピンになっているのがIDE、板状になっているのがSATAです。
4.HDDがAFT採用ハードディスクかどうかを知ろう
これはちょっと複雑な話なのですが、2011年以降、AFT(アドバンスド・フォーマット・テクノロジー)という技術が採用されたHDDが出てきました。今後生産されるHDDのほとんどはAFT採用ハードディスクになってゆくでしょう。ところが、このAFT採用ハードディスクは、Windows XP以前のパソコン、Windows VistaとWindows7のSP1(サービスパック1)以前では未対応なのです。(Windows7 SP1、Windows8、Windows8.1、Windows10は心配ありません)そのため、特にメーカー製パソコンの場合、リカバリが途中で止まってしまったり、リカバリできたとしてもWindows Updateができなかったり、パソコンの動きが遅くなってしまったりと言った不具合も報告されているようです。(私も実際に修理したパソコンで、リカバリが途中で止まってしまい、リカバリできないという事例に当たったことがあります)
それで、Windows VistaまたはWindows7のパソコンを持っている方は、自分の持っているパソコンのカタログもしくは取扱説明書で、仕様一覧の“基本OS”欄を確認する必要があります。そこに“Service Pack 1(SP1)”もしくは“Service Pack 2(SP2)”と書かれていなければ、AFTハードディスク未対応のパソコンということになりますので、注意が必要です。
その場合、安全策として“非AFT”のHDDを購入する必要があります。
AFT採用ハードディスクなのか、非AFTハードディスクなのかどうかの見極めは、外見ではわかりません。それで、最も簡単な方法は、購入を検討しているハードディスクの型番とAFTの文字で、インターネット検索をかけることです。(例えば、HGST製のHDDを検討している場合は、そのHDDの型番とスペースを一つ開けてAFTの文字“0S03663 AFT”のように検索すると、情報を見つけることが出来ます。
ハードディスクの選び方3へ続く
前記事
ハードディスクの選び方1
ハードディスクの故障検査
前回書いたように、ハードディスクが故障していると分かった場合、ハードディスクの交換が必要になります。でも、「そんなことできない…。」と思われるでしょう。
しかし!!やってみると案外可能なのです!
メーカーに修理に出すと、相場60,000円前後ですが、自分ですれば部品代だけ!恐らく5,000~20,000円ぐらいで直せてしまいます!!
ですがまず、交換するハードディスクという部品を知り、その中でも何を基準に選ぶべきなのかを知ることが必要です。
※メーカー製パソコンの場合、分解すると保証対象外になる場合もありますので、保証期間内のものは必ずメーカー修理に出しましょう。ハードディスク故障の場合はそのほとんどが無償修理対象です。
では、順に解説していきます。
※そして、今後このブログ内ではハードディスクのことをHDD(ハードディスク・ドライブの略)と記述いたします。
1.HDDの大きさ(サイズ)を知ろう
まずHDDのサイズですが、HDDは大きく分けて2種類に分けられます。ノートパソコン用の2.5インチHDD(図1)というものと、デスクトップパソコン用の3.5インチHDD(図2)というものです。(一部、画面一体型のパソコンなどでは、2.5インチHDDを使っているものもあります)
(図1)
(図2)
自分のパソコンに採用されているHDDが何なのか、取り出して見なければなりません。取り出し方については、ハードディスクの交換の記事で扱いたいと思います。
※よほど特殊な条件ではない限りそうなっていますが、中にはHDDではなくSSD(ソリッドステート・ドライブの略)(図3)が記憶媒体として採用されているパソコンもありますし、HDDとSSDの両方の記憶媒体を使っている、“ハイブリットタイプ”なるものもあります。更にもっと違う形の記憶媒体を使っているものもあります。ただ、このブログでは90%以上のパソコンが未だに採用している、HDDに絞って説明します。
2.5インチのHDDと3.5インチのHDDはそもそも大きさが違います。
2.5インチHDDは、縦10cm×横7cm×厚さ1cm程度の大きさですが、3.5インチHDDは、縦15cm×横10cm×厚さ2cm程の大きさになります。
※ちなみに、SSDは標準的には2.5インチHDDと同じ大きさです。(しかし、SSDも例えば、mSATAと呼ばれる規格サイズなど、違うサイズのものもあります)
2.HDDの回転数を知ろう
最近のHDDには二種類の回転数があります。5,400rpmと7,200rpmです。これは、1分間にディスクがどれだけ回転するのかを表しています。この回転数に関していえば、自分のパソコンから取り外したHDDと同じにしなければならないということはありません。
それぞれのメリットとしては、
5,400rpm → ・値段が安い
・どちらかというと静か
・熱を持ちづらい
・(一説によると)壊れづらい
7,200rpm → ・読み込み、書き込みが早い(パソコンの処理スピードが上がる)
というものがあります。
しかし、中には5,400rpmでも、7,200rpmのものよりうるさいというものもありますし、壊れやすいものもあります。最近の主流は、7,200rpmになってきているようです。この辺りは購入しようとしているHDDの使用者が感想を書き込んでいる、レビューなどを見てみると参考になるでしょう。
ハードディスクの選び方2へ続く
前記事
ハードディスクの故障検査
ハードディスクの故障の場合、いくつかの症状が出ます。
例えば…
1.パソコンの電源を入れると、カコン、カコン、カコンという音が鳴って、“Operating System not found”という文字が、真っ黒な画面の左上にポツンと出ている…。(一番わかりやすい!)(図1)
(図1)
この場合はもう、完全にハードディスクの故障で、データを取り出すこともほぼ不可能と思った方が良いですね…。(高額で何とか取り出してくれる業者も存在することは存在しますが…)
2.起動しても、使用途中でブルースクリーンと呼ばれる、“青い背景に白い英字のメッセージ”が出て、パソコンが停止してしまう。(図2)
(図2)
この場合はハードディスクの故障以外その他にもた~くさんの原因でなってしまいますので、見極めは難しいです…。(汗)
3.頻繁にフリーズ(画面が固まったように動かなくなり、キーボードもマウスも反応しない)する。
これもメモリの異常、マザーボードの故障など複数の原因が考えられますので、一概にハードディスクの故障とは断定できません。(汗汗)
4.HDDアクセスランプが付きっぱなしで、一向に起動処理が終わらない。(図3)
(図3)
これもウイルスが侵入してしまったなど、複数の原因が考えられます。(汗汗汗)
じゃあ、結局ハードディスクの故障かどうか、わからないんじゃないか!!と、お怒りになる気持ちもよ~く分かります。
でも、分かる方法があるんです!!
ここからダウンロードできます。(データ復旧テクニカルセンターさんは太っ腹!!)
起動させると、こんな画面が出てきます。↓ では、“次へ”をクリック
“全体/部分 ディスク不良セクタ検査”の丸ポチにチェックを入れて(①)、“次へ”(②)をクリック
ここで、検査したいハードディスクを選んでクリックすると、図のように黒くなります。↓(①)(因みに、私のパソコンはハードディスクを複数付けすぎです。(笑)普通の人は1つしかありませんからご安心を…)
※参考までに…USBでつないだ外付けハードディスクや、USBメモリー、SDカードなども検査できますよ!
“全体領域検査”の丸ポチにチェックを入れて(①)、“次へ”(②)をクリック
ハードディスクが故障しておらず、正常ならすべて緑になりますが、図のように↓赤が出てくるものは…………残念ながら故障していますね。交換が必要になります。
このように、ハードディスクの故障は自分で確認ができるのです!!
ぜひ、「あれ? ハードディスクの調子が悪いのかな?」と思ったら、やってみてください。
次回は、ハードディスクの選び方についてです。お楽しみに。