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前記事 ハードディスクの選び方1 の続きです。
3.HDDの接続規格を知ろう
HDDの種類は、2.5インチHDDも3.5インチHDDもどちらも接続規格が2種類あります。IDEと呼ばれる接続規格(図4)と、SATA(図5)と呼ばれる接続規格です。
これも、自分のパソコンのHDDを取り出してみると分かるのですが、Windows7以降のHDDはほぼSATAと思っていただいて間違いないです。Windows XPやWindows Vistaの時代はIDEが主流でした。(それで、Windows7インストールの再生利用PCの場合は、IDE接続の場合もあります)
見分け方ですが、図のマルで囲んだ部分のように、ピンになっているか板状になっているかですぐに見分けることが出来ます。ピンになっているのがIDE、板状になっているのがSATAです。
4.HDDがAFT採用ハードディスクかどうかを知ろう
これはちょっと複雑な話なのですが、2011年以降、AFT(アドバンスド・フォーマット・テクノロジー)という技術が採用されたHDDが出てきました。今後生産されるHDDのほとんどはAFT採用ハードディスクになってゆくでしょう。ところが、このAFT採用ハードディスクは、Windows XP以前のパソコン、Windows VistaとWindows7のSP1(サービスパック1)以前では未対応なのです。(Windows7 SP1、Windows8、Windows8.1、Windows10は心配ありません)そのため、特にメーカー製パソコンの場合、リカバリが途中で止まってしまったり、リカバリできたとしてもWindows Updateができなかったり、パソコンの動きが遅くなってしまったりと言った不具合も報告されているようです。(私も実際に修理したパソコンで、リカバリが途中で止まってしまい、リカバリできないという事例に当たったことがあります)
それで、Windows VistaまたはWindows7のパソコンを持っている方は、自分の持っているパソコンのカタログもしくは取扱説明書で、仕様一覧の“基本OS”欄を確認する必要があります。そこに“Service Pack 1(SP1)”もしくは“Service Pack 2(SP2)”と書かれていなければ、AFTハードディスク未対応のパソコンということになりますので、注意が必要です。
その場合、安全策として“非AFT”のHDDを購入する必要があります。
AFT採用ハードディスクなのか、非AFTハードディスクなのかどうかの見極めは、外見ではわかりません。それで、最も簡単な方法は、購入を検討しているハードディスクの型番とAFTの文字で、インターネット検索をかけることです。(例えば、HGST製のHDDを検討している場合は、そのHDDの型番とスペースを一つ開けてAFTの文字“0S03663 AFT”のように検索すると、情報を見つけることが出来ます。
ハードディスクの選び方3へ続く
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