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前回書いたように、ハードディスクが故障していると分かった場合、ハードディスクの交換が必要になります。でも、「そんなことできない…。」と思われるでしょう。
しかし!!やってみると案外可能なのです!
メーカーに修理に出すと、相場60,000円前後ですが、自分ですれば部品代だけ!恐らく5,000~20,000円ぐらいで直せてしまいます!!
ですがまず、交換するハードディスクという部品を知り、その中でも何を基準に選ぶべきなのかを知ることが必要です。
※メーカー製パソコンの場合、分解すると保証対象外になる場合もありますので、保証期間内のものは必ずメーカー修理に出しましょう。ハードディスク故障の場合はそのほとんどが無償修理対象です。
では、順に解説していきます。
※そして、今後このブログ内ではハードディスクのことをHDD(ハードディスク・ドライブの略)と記述いたします。
1.HDDの大きさ(サイズ)を知ろう
まずHDDのサイズですが、HDDは大きく分けて2種類に分けられます。ノートパソコン用の2.5インチHDD(図1)というものと、デスクトップパソコン用の3.5インチHDD(図2)というものです。(一部、画面一体型のパソコンなどでは、2.5インチHDDを使っているものもあります)
(図1)
(図2)
自分のパソコンに採用されているHDDが何なのか、取り出して見なければなりません。取り出し方については、ハードディスクの交換の記事で扱いたいと思います。
※よほど特殊な条件ではない限りそうなっていますが、中にはHDDではなくSSD(ソリッドステート・ドライブの略)(図3)が記憶媒体として採用されているパソコンもありますし、HDDとSSDの両方の記憶媒体を使っている、“ハイブリットタイプ”なるものもあります。更にもっと違う形の記憶媒体を使っているものもあります。ただ、このブログでは90%以上のパソコンが未だに採用している、HDDに絞って説明します。
2.5インチのHDDと3.5インチのHDDはそもそも大きさが違います。
2.5インチHDDは、縦10cm×横7cm×厚さ1cm程度の大きさですが、3.5インチHDDは、縦15cm×横10cm×厚さ2cm程の大きさになります。
※ちなみに、SSDは標準的には2.5インチHDDと同じ大きさです。(しかし、SSDも例えば、mSATAと呼ばれる規格サイズなど、違うサイズのものもあります)
2.HDDの回転数を知ろう
最近のHDDには二種類の回転数があります。5,400rpmと7,200rpmです。これは、1分間にディスクがどれだけ回転するのかを表しています。この回転数に関していえば、自分のパソコンから取り外したHDDと同じにしなければならないということはありません。
それぞれのメリットとしては、
5,400rpm → ・値段が安い
・どちらかというと静か
・熱を持ちづらい
・(一説によると)壊れづらい
7,200rpm → ・読み込み、書き込みが早い(パソコンの処理スピードが上がる)
というものがあります。
しかし、中には5,400rpmでも、7,200rpmのものよりうるさいというものもありますし、壊れやすいものもあります。最近の主流は、7,200rpmになってきているようです。この辺りは購入しようとしているHDDの使用者が感想を書き込んでいる、レビューなどを見てみると参考になるでしょう。
ハードディスクの選び方2へ続く
前記事
ハードディスクの故障検査
ハードディスクの故障の場合、いくつかの症状が出ます。
例えば…
1.パソコンの電源を入れると、カコン、カコン、カコンという音が鳴って、“Operating System not found”という文字が、真っ黒な画面の左上にポツンと出ている…。(一番わかりやすい!)(図1)
(図1)
この場合はもう、完全にハードディスクの故障で、データを取り出すこともほぼ不可能と思った方が良いですね…。(高額で何とか取り出してくれる業者も存在することは存在しますが…)
2.起動しても、使用途中でブルースクリーンと呼ばれる、“青い背景に白い英字のメッセージ”が出て、パソコンが停止してしまう。(図2)
(図2)
この場合はハードディスクの故障以外その他にもた~くさんの原因でなってしまいますので、見極めは難しいです…。(汗)
3.頻繁にフリーズ(画面が固まったように動かなくなり、キーボードもマウスも反応しない)する。
これもメモリの異常、マザーボードの故障など複数の原因が考えられますので、一概にハードディスクの故障とは断定できません。(汗汗)
4.HDDアクセスランプが付きっぱなしで、一向に起動処理が終わらない。(図3)
(図3)
これもウイルスが侵入してしまったなど、複数の原因が考えられます。(汗汗汗)
じゃあ、結局ハードディスクの故障かどうか、わからないんじゃないか!!と、お怒りになる気持ちもよ~く分かります。
でも、分かる方法があるんです!!
ここからダウンロードできます。(データ復旧テクニカルセンターさんは太っ腹!!)
起動させると、こんな画面が出てきます。↓ では、“次へ”をクリック
“全体/部分 ディスク不良セクタ検査”の丸ポチにチェックを入れて(①)、“次へ”(②)をクリック
ここで、検査したいハードディスクを選んでクリックすると、図のように黒くなります。↓(①)(因みに、私のパソコンはハードディスクを複数付けすぎです。(笑)普通の人は1つしかありませんからご安心を…)
※参考までに…USBでつないだ外付けハードディスクや、USBメモリー、SDカードなども検査できますよ!
“全体領域検査”の丸ポチにチェックを入れて(①)、“次へ”(②)をクリック
ハードディスクが故障しておらず、正常ならすべて緑になりますが、図のように↓赤が出てくるものは…………残念ながら故障していますね。交換が必要になります。
このように、ハードディスクの故障は自分で確認ができるのです!!
ぜひ、「あれ? ハードディスクの調子が悪いのかな?」と思ったら、やってみてください。
次回は、ハードディスクの選び方についてです。お楽しみに。