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Windows10にアップグレードしたパソコンでは、様々な不具合が報告されています。今回はシャットダウンをしようとしても、何度も勝手に再起動してしまい、いつまでもシャットダウンが出来ないという不具合について書きたいと思います。
なぜそんなことが起こるのかという根本の原因はわかりませんが、どうやら“高速スタートアップを有効にする”という項目が関係しているようです。
この“高速スタートアップ”とは、パソコンをシャットダウンした時の、次回のパソコン起動時の起動時間を早くするための機能です。(Windows10では、この機能が初めからONになっています。)
少し詳しく説明しますと、パソコンは、電源を入れてからWindowsの画面が出てくるまでに、様々な工程を経ています。
1.BIOSの起動
2.POSTの実行
3.Windowsカーネルのロード
4.デバイスドライバーのロードと初期化
5.ユーザーログイン
6.ユーザープロファイルのロード
このような、多くの工程を経て起動しているのです。
この中で、4番の“デバイスドライバーのロードと初期化”が一番時間のかかる工程です。それで、この工程を短縮すると起動を高速化できるということで、シャットダウン時にデバイスのイメージを保存しておき、次に起動した時にその保存したイメージを使って読み込み時間を短縮するのが高速スタートアップなのです。
もちろん、パソコンそのものの性能に起動時間は大きく左右されるのですが、この“高速スタートアップを有効にする”を設定していると、一般的には起動時間が最高で半分から三分の一ぐらいまで早くなります。
ところがこの機能が有効だと、シャットダウンを選択しても、何度も勝手に再起動してしまい、いつまでもシャットダウンが出来ないという不具合も出てしまうようです。(もちろん全てのパソコンがそうなるわけではなく、だからこそそうなるパソコンの理由がわからないのですが…。)
でもまぁ、シャットダウンが出来ないよりは、高速スタートできない方がマシですよね…。毎回強制シャットダウンでは、パソコンが壊れてしまうのも時間の問題ですから…。
それで、この“高速スタートアップを有効にする”を、無効にする方法をご説明いたします。
まず、コントロールパネルを開きます。(色々な開き方がありますが、ここではウインドウズマークを右クリックする方法で開いています)(図1-①)
そして、“電源オプション(O)”をクリックします。(図1-②)
(図1)
するとウインドウが開きますので、左側の項目にある“電源ボタンの動作を選択する”をクリックします。(図2)
(図2)
画面が変わり、“電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化”という見出しのウインドウになります。そこで、“現在利用可能ではない設定を変更します”の文字をクリックします。(図3)
(図3)
下の“シャットダウン設定”の部分を変更できるようになりますので、“高速スタートアップを有効にする(推奨)”の前のチェックボックスについているチェックの上でクリックし、チェックを外します。(図4)
(図4)
チェックが外れたことを確認し、下の“変更の保存”をクリックして、ウインドウを閉じます。(図5)
(図5)
これで次回以降、シャットダウンを選択しても、何度も勝手に再起動してしまい、いつまでもシャットダウンが出来ないという現象は治まると思います。
この現象で悩んでいる方は参考にしてみてください。
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